運転中や駐車中に発生するトラブルを記録する「ドライブレコーダー」。最近では、あおり運転が社会問題化し、その対策としてドライブレコーダーの需要が急増しています。しかし、数多くの製品がある中で「どれを選べばいいのか分からない」と悩む方も少なくありません。本記事では、選び方のポイントとして重要な機能や性能、主要メーカーの特徴について詳しく解説します。
ドライブレコーダーに必要な基本機能
ドライブレコーダーを選ぶ際に重要となる5つの基本機能を以下にご紹介します。
確認のポイントの項目からは、具体的なドライブレコーダーがAmazonで確認できますので参考にして下さい。
機能1: 車両ナンバーの識別が可能であること
確認ポイント:
事故時の重要な証拠となるのが、相手車両のナンバーが明確に読み取れる映像です。画質を左右するのは解像度と画素数で、少なくとも200万画素以上、さらにフルHD画質を持つモデルを選びましょう。
機能2: 斜め方向の映像も記録できること
確認ポイント:
事故は正面だけでなく斜め方向でも発生する可能性があります。広い視野角を持つドライブレコーダーであれば、より安心です。特に水平視野角が100度以上、垂直視野角が55度以上のものがおすすめです。また、360度撮影可能なモデルを選べば、さらに死角を減らすことができます。
機能3: 夜間や逆光下での撮影が可能であること
確認ポイント:
明暗差の激しい状況では、映像が白飛びや黒つぶれを起こす場合があります。このような状況に対応するのが「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能です。夜間や逆光での映像記録が必要な場面では、この機能が活躍します。
機能4: 信号機の色が判別できること
確認ポイント:
LED信号機は肉眼では気づきにくい点滅を繰り返しており、対応していないドライブレコーダーでは正確に映らないことがあります。事故発生時に信号機の色が判別できることは非常に重要ですので、購入前にLED信号機対応を確認してください。
機能5: 後方映像の記録が可能であること
確認ポイント:
あおり運転や追突事故の記録には後方カメラが必須です。前後の映像を記録できる2カメラや、さらに車内の映像も撮影できる3カメラモデル、360度全方位撮影が可能なモデルを検討すると良いでしょう。
駐車中も安心の「駐車監視機能」
駐車中の事故やいたずらを記録する「駐車監視機能」は、エンジンが切られている間も録画を継続します。この機能があれば、買い物中の当て逃げや車上荒らしの証拠を残すことが可能です。「駐車録画」や「駐車記録」として製品仕様に記載されていることもあります。
車内映像も撮影可能な「デュアルカメラ」
最近注目されている「デュアルカメラ」搭載モデルは、前後の映像だけでなく、車内の様子も記録できます。家族や友人との楽しい会話を残すことができるほか、万が一の事故や事件の際には重要な証拠として活用できます。また、さらに高機能な3カメラタイプを選べば、車内外の映像を同時に記録することが可能です。