ホームセンターにあるツーバイフォー材などの材木を使い10万円以内での車庫(ガレージ、カーポート)作りにチャレンジ!
無謀にも見様見真似で素人が作れるかやってみました!
それでも、一応完成させることができましたので、制作過程をご紹介します。
一通り作業して見て、いろんなことが分かりました。
特に、基礎工事の部分は重要ってことも~^^;
今更ながらですが、反省も踏まえながら書いています。
DIY初心者の方(私もですが)には、ためになる情報があると思います。
カーポートのサイズは、大まかにこんな感じです。
2m,3mの材料を中心に使いましたので、このようなサイズになっています。
DIYで車庫(カーポート)を作ろうと思った理由
一言なら、コストです。
もう一言なら、作る楽しさです。
思い通りのものを作れますので^^。
市販のガレージキットやホームセンターにあるカーポートは、金額的にもかなり高額です。
なおかつ工事費は別となっていますので、満足行くようなカーポートを注文しようとすると最低でも
50万~100万円ほどの費用が必要だと思います。
屋根に使われている素材なども、市販のカーポートではアクリル板のような劣化しやすい素材が使われており台風などで飛ばされることもあります。
知人の家のカーポートがまさにそうでした^^;
ポリカーボネートは、劣化や温度変化による変形が少ないとカタログなどの説明文には書いてありますが・・。
お金をかけずに、耐久性のある思い通りの車庫(カーポート)となると、自分で作るしか無いと思っていましたが、
セメントを打ってからの本格的な基礎工事には、さすがに抵抗があって迷っていました。
ところが、そんな抵抗が吹っ飛ぶものを発見!
こんな便利なものが売ってあるのか!!
私にとっては、ある意味、衝撃的でした。
DIYを決断するきっかけになったのは、
ホームセンターで市販の基礎(束石)を見た瞬間です!
↑こんなやつです。
一応、Amazonなどでも販売されていますが、近所のホームセンターで購入するほうが圧倒的に安価だと思います。
ちなみに、今回購入した束石は、税込みで800円/個ほどでした。
こんな便利なものが販売されているのか!!
これならやれるかも!
そう思った瞬間、カーポートの設計にとりかかっていました。
車庫(カーポート)の設計
どのくらいの大きさの車庫(カーポート)にするかを考えました。
まずは、車が入る幅と高さが必要です(はい!)。
後々のことも考えると、できるだけ大きいものが良いんですが・・・
敷地の広さ、使う材料(2mの材木)を加味して
幅2.7m 、長さ6m、高さ2mにしました。
束石の高さもありますので、高さに関しては2mより若干高くなっています。
設計といっても、この程度です^^;
作ってみると、乗用車1台なら丁度いいサイズでした。
あと、付け加えると、できるだけホームセンターにある材料をそのまま使って作ることにしました。
基本的に、2m、3mの材料をそのまま使って基本部分を作る計画でスタート!
DIY車庫(カーポート)の基礎工事
市販の基礎(束石)という強い味方があることが分かり、俄然(がぜん)やる気ができてて、さっそく束石を選ぶことに~!
束石の選び方
羽子板付きを選ぶ
束石には、羽子板がついているものとついていないものがあります。
柱を立てて固定することを考えると、羽子板はついているものを選びます!
柱を固定する中央の穴
これがついているものと、ついていないフラットな面の束石があります。
私は、穴が空いているものを購入したんですが、結論から言うと穴が無いものを選んだほうが良いと思います。
もし、穴を完全に埋めるような加工を柱に施せるのであれば、穴が空いているものがベストなんですが、羽子板で柱を横から固定するだけであれば必要ありません。
むしろ、穴の中に雨水などが溜まってしまい、柱を腐らせる原因になりかねないからです。
これは、カーポートを完成させてしまってから気づいたんですが、もし、穴あきの束石を購入してから穴を使わないのであれば、セメントか何かで完全に埋めてから柱を立てる必要があると思います。
束石のサイズ
これは、大きければ大きいほどしっかりしていますので、大きいのに越したことはないですが・・・
私が購入したのは、高さが180mm(18cm)の束石でした。
このサイズの束石でも、1つの重さは10kgほどあります。
もうワンサイズ大きい束石、
高さが240mm(高さ24cm、重さ13kgほど)でも良かったかもしれません。
束石の運搬
ホームセンターで購入したものを、貸し出し車両(90分無料)を使って運びました。
通常、免許証だけで借りられます!
(※貸し出し規定については、ホームセンターによって異なる場合もあります。
ホームセンターのクレジット会員にならないと借りれないところもありました^^;)
ちなみに、購入した束石は。羽子板付き(8個)です。
他の材料も一緒に運びました。
ちなみに、貸し出し用の軽トラックはAT(オートマ)ですのでご安心を~!
ホームセンターに1台はあると思いますが、土日になると予約が必要になる場合もあるほど大人気です。
基礎工事の場所
↑この部分に車庫(カーポート)を作ります!
大まかな場所を確認します。
基礎工事に必要な道具
つるはし・スコップ
基礎の束石を埋めるために穴を掘る必要がありますので、スコップのような道具が必要です。
実際の現場は、砂利を含んだ場所でしたので掘るにはツルハシのようなものまで使いました。
ほとんど「つるはし」を使って作業しました。
水糸
直線を確かめるための水糸も必要です。
Amazonで購入しました。安い(100円ほど)ので、持っていない人は購入しておいて損は無いと思います。
原始的ですが、端と端を結んで直線を確かめるにはこれが一番簡単です。
ただし、後述のデジタル墨出し器を購入したら必要ないです(たぶん)。
束石の水平を調整するために、透明のビニールホースを購入しました。
しかし、実際、ホースに水を入れて束石の水平を確認しようとすると意外とやりにくくて、結局適当な感じになってしまいました。
しかし、この行動が、のちのち影響を及ぼしますが、私の場合は運が良かったので助かりました。
(ちょっと、もったいぶっていますが、簡単に言うと、屋根の片側が微妙に傾いて雨が比較的スムーズに流れるというミラクルがおきました。これは、ほんとにラッキーでした^^)
こんな感じで、切り売りされています。10センチで10円~20円程度なので5m程度購入すると500円~1000円ほどになります。
デジタル墨出し器
束石を8つも埋め込みますが、その高さを正確に測定するためには、デジタルの水平器を購入すべきでした!
工具好きの方なら、デジタルの水平器がベストです。
5000円ほどで購入できるので、1つ持っておいて損はないと思います!
あの、苦労のことを考えると、断然、デジタル墨出し器が便利です!
メジャー
忘れそうになりましたが、持っていないのなら買いましょう。
束石を埋める作業
地面は、基本的に水平ではないので一番低い地面の場所に最初の束石を埋め込みます。
もし、最初の束石を地面が一番高い場所に埋め込むと、他の束石はもっと深く埋めなければならなくなりますので、最悪、柱まで埋まりかねませんので~。
埋め込む深さは、深いほど安定しますが、私は半分ほどにしました(適当です^^;)。
束石を埋める前に、底の方には砂利を敷いて一つ目の束石を埋め込みました。
作る人によっては、殆ど埋め込まれています。
確かに埋め込んだ方が基礎としては安定します。
ただし、埋め込むと屋根の高さが低くなるデメリットもあります。(今回、2m程度の材料を使っているので、高さはできるだけ高くしたいと思っていました。)
今思うと、もうワンサイズ大きい束石を使って基礎を作ればベストだったのかもしれないと思っています。
注意事項
束石は片側に4個、もう片側に4個の合計8個使用しました。
あたりまえですが、束石同士を真っ直ぐ配置することと、水平に配置することが必要です。
束石を真っ直ぐに配置
↑の写真にあるように束石を2箇所設置します。
その2箇所を水糸で結んでから、間に他の束石を設置していきます。
今回、2m間隔に設置しました。
数mm程度のズレは問題ないと思います。
片側が終われば、もう片側も同じように実施します。
位置関係の確認方法
長方形の対角線の長さは等しいという長方形の性質を利用します。
下の写真のようにして、水糸を対角線に張った長さが同じであれば正確な長方形となっています。
今回は、このような対角線の確認作業は、行いませんでした。
なので、若干平行四辺形っぽくなっている可能性があります^^;。
今思うと、やっぱり、計測をやっておけば良かったと思います(反省!)
束石を水平に配置
これに関しては、最初の束石と次の束石については、ホースに水を入れてからレベルをあわせる方法でやってみましたが、私にとっては、かなり面倒でした。
前にも書いていますが、水平(レベル)を調整するなら、デジタル墨だし器が断然オススメです!
結局、最初の束石と次の束石だけは行いましたが、後は水糸を張ってから大まかにレベルを調整しました。
完成して、どうなったかというと、少し片側に傾きました(目で見てわからない程度ですが。。)
でも、雨が降ると分かります^^;・・・
片側にだけ流れて落ちますので^^;・・・
これは、ホントは偶然ではなく、狙っていました(ホントですよ)。
雨が降ったとき家側にどんどん雨水が垂れるのは困るので、反対側に雨水が落ちるように反対側の基礎部分を最初から深めに埋めました。
実際は、数cm程度は低いと思います(測定していないのでわかりませんが・・)。
柱を二重構造に!
やっぱり、柱が貧弱・・
大丈夫だと思っていましたが、やっぱり安定性のことを考えると、柱が貧弱に見えてきました^^;
いきあたりばったりで建てるとこうなりますね(反省!)。
対策は、やりました(柱をもう一本使って解決です!)
二本の柱は、ネジ釘でガッチリ固定しています。
柱を2重にすることで生まれるメリットやデメリットがありますが、今思うと最初から太い柱を使った方が良かったと思います。
この続きは、次の記事へ!
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